イチロー引退の日 ①現役ラストゲーム

イチロー、現役引退してしまいましたね。

2019年3月21日のことです。

どうやら引退するということがわかってしまった試合中から、グラウンド一周のカーテンコールまで、なんだか泣けましたね。

イチローのラストゲームの概要や、気になった事柄のピックアップをしたいと思います。

この記事では会見前までの、球場での出来事について取り上げます。

イチローラストゲームの概要

イチローの現役最終戦はどんな様子だったのか、記しておきます。

おおまかな時間経過

  • 18時半 試合開始
    • 試合中に、イチローが試合後に記者会見を行うとの一報。
    • ネットではイチローが現役引退の意向とのニュースが飛び交う。
  • 23時  試合終了(延長12回)
  • 23時20分 イチロー、グラウンド一周のカーテンコール
  • 24時前 引退会見開始
  • 1時15分 会見終了

いやあ…試合は長かった。

そのため会見開始も遅かった。

そして会見も長かった。

すごいスケジュールでしたがイチローが引退するとなれば見ないわけにはいきません。

私も試合開始から会見終了まで付き合いました。

現役最終戦のイチローの打撃成績

4打数無安打

第1打席:サードファールフライ

第2打席:セカンドゴロ

第3打席:見逃し三振

第4打席:ショートゴロ

残念ながら待望のヒットは出ませんでした。

一本見たかった!誰よりイチロー自身が一番打ちたかったでしょう。

現役最終戦の試合結果

アスレチックス4−5マリナーズ

試合はイチローが所属するマリナーズが勝利。

延長12回の4時間半におよぶ長時間試合でした。

長ーい試合で、もはや勝敗よりも試合終了後とアナウンスされていた「会見」の方が気になってしまう状態でしたが、マリナーズが勝利で花を添えるかたちになりました。

 

なおこの試合のマリナーズの先発は、この日がメジャーリーグデビュー戦となる菊池雄星。

菊池に勝ち負けは付きませんでした。

ラストシーンでの沈黙の名実況

選手・イチローの最後の瞬間は8回裏に訪れました。この回の守備から交代となりました。

前日の開幕戦と同じく、一度守備についてから交代が告げられる演出で、イチローはライトの位置からベンチへ戻りました。

このときの日テレの実況が話題になりました。

参考 引退イチローの感動ラストシーン 日テレ実況の“沈黙の4分間”に称賛の声Full-Count

一度、守備に就いたイチローが、大歓声の中でダグアウトに戻り始めた時から、佐藤アナは一切、言葉を発しなかった。その時間は約4分間。イチローが選手やスタッフとハグを交わし、菊池雄星が涙を流している時も、画面はその様子だけを伝えていた。

文字通り「言葉は要らない」この場面。

私も実況がないことは途中から気づきました。

言葉が出ないシーンであったことは事実。

とはいえ言葉が出なかったわけではなく、言葉を発しないことを選択したのでしょう。

「喋るのが仕事」とも言われるアナウンサー、また実況の最大の見せ場でもあったはず。そこで黙る英断。

個人の判断か、中継「チーム」としての判断か、内情はわかりませんが、やるじゃん日テレ、という感じ。

言葉が要らないラストシーンをまさに言葉無しで味わうことができました。

イイ実況だったと思います。

イチ・メーターも更新を終える

「イチ・メーター(ICHI−METER)」で日本の野球ファンにもお馴染みとなったエイミー・フランツさんも、来日してこの試合を観戦していました。

イチローの守る右翼の最前列に陣取っていたようです。

エイミーさんの「イチ・メーター」に最終的に表示されることになった、イチローの日米通算のヒット数は、

4367

です。

最後のグラウンド一周はあまりにも完璧なフィナーレ

試合終了後の最後のグラウンド一周のカーテンコール。最高でしたね。

もともとはイチローが最後出てくる予定はなかったんだと思います。それはリアルタイムで見ていて感じました。

予定されていたにしては不自然過ぎる間(ま)。

「いや残ってる人いるけど、出てこないでしょ」 私自身そう思っていました。

このときのことをイチローは後のインタビューでこう話しています。

みんな残ってくれてるよって

チームメイトが教えてくれたんですよ

それで 驚いて

出てみたら あんなことになってたんで

いやもう…映画かと思ったですよ うん

引用:NHKスペシャル イチロー 最後の闘い

そのあと、もう日付が変わろうかという時間に「会見」が始まります。

イチロー引退の日 ②引退会見【小林君/チェン/中継終了/回答拒否】