プロ野球セ・パ交流戦2021の注目ニュースまとめ!

2021年シーズンのプロ野球セ・パ交流戦が、5月25日(火)〜6月13日(日)の日程で開催されています。

6連戦×3週、相手リーグの6チームと3試合ずつ対戦する18試合制の短期決戦。

2021年はどんなコトが起こるのか??

T3ブログ的セ・パ交流戦ニュースをピックアップします。

交流戦安打王・ロッテ鳥谷が甲子園凱旋試合でタイムリーヒットを放つ 5/25

ロッテの鳥谷敬内野手(39)が25日、古巣・阪神戦(甲子園)に代打で出場し、交流戦歴代最多安打数を更新する右前適時打を放った。

(出典:BASEBALLKING

5月25日、交流戦開幕戦でいきなり魅せたのが、交流戦歴代最多安打のロッテ鳥谷

元阪神の名手鳥谷にとって、移籍後初めての古巣・阪神戦でした。

舞台は阪神甲子園球場。鳥谷の甲子園でのプレーは阪神時代の19年9月30日以来のこと。

鳥谷が代打で登場すると、甲子園からは敵も味方もなく拍手が湧き起こる。

ここで相手投手西勇輝から見事タイムリーヒットを放ち、交流戦歴代最多安打記録を332本に更新!

これが鳥谷の今季初打点。

この後チームが逆転し、鳥谷擁するロッテが勝利。チームを勝利に導く一打となりました。

鳥谷さんカッケー!

▼【関連記事】交流戦個人通算記録「ヒット数」のランキングをまとめています。2021年交流戦開始時点まで。

セ・パ交流戦 データで見る安打王は誰か?【プロ野球/通算打撃成績】

“令和の怪物”佐々木朗希、プロ初勝利 5/27

ロッテの佐々木朗希投手が27日、敵地での阪神との交流戦(甲子園)でプロ初勝利を挙げた。プロ2度目の先発は5回7安打4失点(自責点3)だったが、6回に味方打線が逆転。白星が転がり込んだ。

(出典:Full-Count

“令和の怪物”ロッテ佐々木朗希投手のプロ初勝利は、2021年交流戦の阪神戦となりました。

舞台はこちらも阪神甲子園球場。

佐々木にとっては高校時代に手の届かなかった夢舞台。

甲子園まであと1勝に迫った高校野球岩手県大会の決勝戦、まさかの佐々木登板回避で怪物擁する大船渡高校が甲子園出場を逃したことは記憶に新しいところ。

その甲子園球場での1勝が「あの佐々木の記念すべきプロ初勝利」になるかどうかは、これからの彼の活躍次第です。

5回4失点とまあ“快投”とは言えない結果。

初登板では西武に走られまくって5回で5盗塁と、まだまだ課題は多そう。

しかしです。

きちんと制球された150キロ超を先発でコンスタントに投げ続けられるのは並の若手投手ではなくて、どうしてもついて回る「高校歴代最速163キロ」とは距離があるけれど、やっぱり代名詞のストレートには凄みがありました。

技術を身に付けていけば、数年後には手がつけられない投手になっていても不思議ではないと思います。

みんなが待っていた、楽しみなピッチャーが交流戦2021から歩みを始めました。

怪物ルーキー・阪神佐藤輝明、脅威の1試合3発! 5/28

阪神のドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が初の1試合3本塁打でプロ野球界を仰天させた。「日本生命セ・パ交流戦」の西武戦で2回に先制の11号ソロ、6回は12号ソロ、そして9回に決勝の13号3ランを放った。

(出典:日刊スポーツ-Yahoo!JAPANニュース

  • 交流戦での新人の1試合3発は
  • 新人の1試合3発はミスター長嶋茂雄以来。これが1958年のこと=半世紀以上ぶり!

「ドラフトの目玉、近大の佐藤」と騒がれて入ってきたときは、そうはいってもプロでは大学と同じようにはいかんでしょうと思っていたけれど、まずオープン戦で打ちまくる。

オープン戦で打ちまくったときは、そうはいっても公式戦始まればオープン戦のようにはいかんでしょうと思っていたけれど、レギュラーシーズンが始まっても打ちまくる。

レギュラーシーズンで打ちまくったときは、近年完全に実力が上とされるパ・リーグ相手にはセ・リーグと同じようにはいかんでしょうと思っていたけれど、交流戦でもこの通り打ちまくる。

いよいよケチのつけようが無くなってきたというか、これは本物の怪物かもしれないですね。

「西武の内海」が古巣・巨人戦に先発登板するも。。 6/3

西武の内海哲也投手(39)が3日、移籍後初めて古巣の巨人戦(東京ドーム)に先発登板し2回3失点の内容に悔しさをにじませた。

(出典:スポニチ

内海にとって東京ドームのマウンドは巨人時代の18年8月以来で移籍後初。

意地の快投を期待しましたが、厳しい・悔しい結果になりました。

vs炭谷銀仁朗

元巨人のエース・内海哲也がなんで西武にいるのか?

はい、おさらいですが、西武から巨人にFA移籍してきた炭谷の人的補償です。

この試合では、その“因縁の2人”内海・炭谷の移籍後初対決が実現しました。

ここで、炭谷が打席に入る際に内海の登場曲を使用するというなんだかよくわからない演出

で打席に立ったかと思ったら、いきなり初球を叩いて打球はライトスタンドへ一直線。内海にトドメを刺す2ランホームラン。

なんか要素が多過ぎて疲れます。。

登場曲に関しては、うん、わかってる。炭谷に「煽り」の意図などなく、きっと敬意を評したのであり、粋な演出のつもりだった。

だからこの件に関してはその意を汲んで報道はおおむね「粋な演出」路線で記事にしているものが多かったように思います。

でも如何せんわかりづらかった。

ファンの心のザワつきを率直に記事にしているものもやはり見かけました。

2人の移籍経緯を踏まえ「何を思って使った?喧嘩売ってんのかな?」「炭谷が内海の登場曲で打席に入り初球をホームランにする最高の煽りプレイ」「内海の登場曲流して打席入るとか粋な演出したつもりなのかなぁ…」と疑問の声も。

(出典:東京中日スポーツ「ファン賛否…炭谷が巨人時代の「内海の登場曲」使いトレンド入り「カッコイイ」「粋な演出かなぁ」」

内海の心の内はわかりません。いつでも相手を抑えたいと強く思ってマウンドに上がっているに違いなく、でも古巣・巨人相手ではその気持ちはより一層強かったと想像します。そして炭谷にだけは絶対に打たれたくなかったんじゃないかなあ。。

残念な結果

この日の内海のピッチング内容は良くなく、結局炭谷のホームランがトドメになり、2回3失点KO降板。

39歳という年齢、近年の成績を考えても、内海に残された時間はおそらく多くないでしょう。

公式戦で巨人相手に登板する機会は、これが最後でも不思議ではありません。

移籍の経緯からいって、勝手ながら内海の意地を見たかった。絵になる力投を見たかった。けど現実はなかなか厳しいです。

 

試合は9回2死からの西武の同点劇により、引き分け決着となりました。

内海の負けが消えたという意味では幸いでもあり、先発内海に早々に見切りを付けた采配が結果的に正解だったということでもありますね。