セ・パ交流戦、個人通算安打数ランキング【2021年終了時点】

この記事ではプロ野球セ・パ交流戦の通算成績の「安打数」に焦点を当ててご紹介します。

交流戦は、新型コロナウィルス影響で中止となった2020年を経て、2021年は2年振りの開催となりました。

当サイトでは2019年終了時点(=20年は中止のため21年開始時点まで)の個人通算最多安打についての記事を書いています。

セ・パ交流戦 データで見る安打王は誰か?【プロ野球/通算打撃成績】

セ・パ交流戦2021の終了を受けて、交流戦安打王(ヒット・キング)更新版をまとめました。

個人通算安打数ランキングはどうなった

交流戦2021終了時更新版の通算安打数TOP10は以下のようになりました。

順位 選手 チーム 安打数
1→ 鳥谷 敬 阪神・ロッテ 333
2↗︎ 栗山 巧 西武 312
3↘︎ 今江 年晶 引退 311
4↘︎ 新井 貴浩 引退 307
5↗︎ 青木 宣親 ヤクルト 305
6↘︎ 和田 一浩 引退 304
7↘︎ 阿部 慎之助 引退 297
8↘︎ 内川 聖一 横浜・SB・ヤクルト 296
9→ 坂本 勇人 巨人 291
10↘︎ 村田 修一 引退 289

ロッテ・鳥谷 通算1位キープ

交流戦安打王・鳥谷は、21年は2安打を上積みし、通算1位をキープしました。

ロッテ移籍後初の甲子園での古巣阪神戦で、チームを勝利に導く価値あるタイムリーヒットを放ち、存在感を示しました。

西武・栗山 通算5位→2位へ

西武のベテラン栗山は、21年交流戦もレギュラーとして出場し、15安打を上積み。

今江・新井・和田を抜き、通算5位から2位へジャンプアップとなりました。

ヤクルト・青木 通算10位→5位へ

ヤクルトのベテラン青木は、こちらもレギュラーとして出場し、21安打を上積み。

21年交流戦打率.344!健在です。

和田・阿部・内川・坂本・村田をゴボウ抜きにし、通算10位から5位へジャンプアップ

丸6シーズンもアメリカ・メジャーリーグでプレーしながらも、この交流戦通算安打数ランキングで上位に食い込むこの男を、当サイトでは幻の交流戦安打王と呼んでいます。

巨人・坂本は故障でほとんど参戦できず

当サイトで次世代の交流戦安打王に推す、巨人・坂本勇人。

ところが21年は5月に右手親指の骨折で負傷離脱となってしまいました。

交流戦終盤で復帰するも出場3試合に留まり、21年は4安打しか上積みできず。

チームの主力という立場・衰えぬ実力から言って、21年で歴代5位以内に入ってきても全く不思議ではなかったのですが、残念。

歴代順位は9位のままです。

ランキング上位は引退選手ばかりに

通算安打数TOP10のうち半数5名が引退選手となりました。

まず安打数のような積み上げ型の記録は、長くプレーした選手の方が有利です。

そして何と言っても交流戦の試合数の変遷が大きな要因かと思います。

  • 2005~06年:36試合制(ホーム3戦・ビジター3戦)
  • 2007~14年:24試合制(ホーム2戦・ビジター2戦)
  • 2015以降:18試合制

交流戦開始当初から長くプレーした選手が優位になる設計ですね。

交流戦2021の安打数ランキング

一方2021年単年の成績はどうであったか?TOP5を見てみます。

順位 選手 チーム 安打数

2021

安打数

通算

ビシエド 中日 27 85
福田 周平 オリ 27 57
岡島 豪郎 楽天 27 82
鈴木 大地 楽天 26 197
牧 秀悟 DeNA 25 25

顔ぶれはこう、でした。

通算安打数では、ロッテ・楽天で長年レギュラーを張っている鈴木大地が頭ひとつ抜けています。

5位のはDeNAの新人。ルーキーシーズンから大したものですね。

1位タイのビシエドは、来日前はフリースインガーという前評判だったと思いますが、広角に打つし打率も残すのですよね。

まとめ

  • ロッテ・鳥谷が、印象的な一打も放ちながら、交流戦安打王の座を堅持。
  • 西武・栗山、ヤクルト・青木の両ベテランがヒットを重ね鳥谷との差を詰める。
  • 次世代の交流戦安打王 巨人・坂本は、故障欠場により21年は数字を伸ばせず。

 

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