携帯電話回線を楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT（楽天 アンリミット）にプラン変更してみました。
21年1月発表・4月サービス開始のRakuten UN-LIMIT Ⅵは、業界を大いにザワつかせた破壊力抜群のプランと言えます。
「サービス内容×料金プラン」がとっても魅力的であるがゆえに、何か注意した方がいい点は無いかな？なんて少し心配になったりしませんか？
そんな皆さまのお役に立てばと、実際にRakuten UN-LIMITに移行して使ってみた実体験をシェアしたいと思います。
目次
【前提】私の携帯電話回線環境
・From：楽天モバイルの「組み合わせプラン」（ドコモ回線）から、
・To：Rakuten UN-LIMITへ、移行。
つまり楽天モバイル内でのプラン変更になります。
・使用スマホ：iPhone SE 第2世代
▼他社から楽天モバイルへのMNP転入の様子については下記記事で書いています。
格安SIMの楽天モバイルへMNP転入しました【手順／所要期間など】
ここで変更した理由／今まで変更しなかった理由
私は今まで月5GBのデータ容量プランを利用してきました。
通話は、iPhone同士のFaceTimeや、LINE通話、固定電話にはLINE Out、でまかなっていました。
結果、通話料金はほとんどかからず、月の料金税込約2,400円前後でずっと運用していました。
この状況では税込約3,300円のRakuten UN-LIMITに変える意味がなかったのですね。
もし変更したら、使わないデータ容量を手に入れてより高い料金を支払うような状態になっていたわけです。
ところが新プランRakuten UN-LIMIT Ⅵの登場で事態が変わりました。
（出典：楽天モバイルHP）
- 同じ月5GBでも、さらには20GBまで使っても（使わないけど）、変更した方が安い。 ･･･税込2,178円
- 国内通話料金は無料。
- 加えて1年間無料も付いていた。
→これは21年4月7日までで終了。
これなら十分試してみる価値はあると考えました。
docomoのahamo、auのpovo、SoftBankのLINEMO、はデータ容量20GBの月額税込約3,000~3,300円ですので、私にはtoo muchでした。
そんなにデータ容量要らないから安くしてくれ、です。（おそらく多くの消費者も同じでは？）
ただRakuten UN-LIMITにも心配ごとはいくつかあったのですよね。
心配ごと：プラン変更手続きはスムーズにできるか？
スマホ回線の移行って心理的にちょっと面倒くさくないですか？
私はわりと気が重くって、スムーズに移行できるか心配になります。
現代生活にスマホは必需品ですので、しばらくネット・電話が使えないなんてことになったらけっこう困るわけです。
↓
さて実際にプラン変更手続きおこなってみました。
楽天モバイルのホームページ上で申し込みをします。
2~3日後にSIMカードを含む一式が送付されてきました。
▲送付物の中身はSIMカードと「START GUIDE」
手続き自体は「START GUIDE」に沿って進めれば特に問題ありませんでした。
▲［START GUIDEより］移行手続きを完了する時間帯によって回線開通のタイミングが変わる点は少し注意。
この点は前回楽天モバイルにMNP転入したときも同様でした。
可能なら夜21時までに手続き完了した方が良いでしょう。
→受付から10~30分程度で開通するそうです。
私は自分のスケジュール的に日中の作業は難しくて21時以降の手続きになりました。
→開通は翌日9時以降になるパターンです。
では「翌日9時以降」とはいつになるのか？私の場合をシェアします。
前回もそうだったのですが、待っていれば「勝手につながる」ことはありませんでした。
今回は翌日9時を過ぎて、10時半頃に再起動してみたところ、立ち上がったらネット回線がつながっていることを確認できました。
▲［START GUIDEより］回線が開通しない場合の対処法。私は「本体再起動」で解決しました。
▲「Rakuten」の文字が現れた。無事、回線開通。
プラン変更・移行の手続きは特に問題なくスムーズに進められました。
心配ごと：楽天回線は問題なくつながるか？
楽天モバイルは、これまでドコモ回線・au回線を用いたサービスを提供してまいりましたが、2020年4月8日（水）9:00より楽天回線を用いた携帯キャリアサービスを本格開始いたしました。
- 今までのプラン：楽天モバイルのドコモ回線を用いたプラン
- Rakuten UN-LIMIT：楽天回線を用いたプラン
そう、じつはそこまで意識せずに手続きをしてしまったのですが、同じ楽天モバイルのプランでも今回は回線が変わるのでした。
日本の大手携帯キャリアといえば、ドコモ・au・ソフトバンクの3社。
そして彼らから通信回線を借りるかたちでサービス展開しているMVNO。
「楽天回線」って、、けっこう実力未知数なんですよね。
…大丈夫か？
いわゆる「安かろう、悪かろう」問題です。
いくら料金プランが魅力的でもマトモにつながらなかったら話になりません。
で、しばらく使ってみましたが、
場所によるのでしょうけど、地方に行ったときは楽天回線はつながりませんでしたね。
公式のサービスエリアでは「楽天回線エリア」に入っている場所だったんですが。
このへんはまだまだ、新興キャリアとして鋭意エリア拡大中の段階なのでしょう。
もちろん通信自体ができなくなるわけではありません。
楽天回線がつながらないエリアでは「パートナー回線」につながり通信が可能でした。
auの回線を借りているようですね。
楽天回線エリア以外の場所では、パートナー回線エリアに接続され、データ通信容量を消費いたします。
パートナー回線エリア内ではau回線によるローミング接続がご利用いただけます。
Rakuten UN-LIMITでは楽天回線の利用は無制限ですが、パートナー回線は月間5GBの容量制限があります。
私は容量使い切りそうになって『パートナー回線エリア（国内）のデータ残量のお知らせ』という警告メールを頂戴しました。
大都市圏以外の地方在住の方は、楽天回線の通信エリアには注意された方が良いでしょう。
今後のエリア拡大に期待します。
ちなみに、月間5GBを使い切ると最大 1Mbpsの通信速度制限が掛かるのですが、その低速モードでも意外とふつうに使えることがわかりました。容量制限はそれほど恐れなくても良いのかもしれません。▼
楽天モバイル／楽天アンリミットは通信速度制限になっても案外使えるという話
心配ごと：iPhoneは使えるのか？
次の心配ごとは、自分の使用端末はiPhoneだけど大丈夫なのか？という点です。
どうもiPhoneの利用には制限があるような話をネット上で目にしていました。
結論から言うと、iPhoneでRakuten UN-LIMITは利用できます。私も使えています。
楽天モバイルはホームページ上で『楽天モバイル（楽天回線）でiPhoneを使う』というページを用意して、iPhoneユーザーをサポートする姿勢を見せています。
iPhoneが使えるからこういうページが用意されています。
一方で、無条件で使えるわけではないから、わざわざこのようなページを用意しているとも言えます。
使える端末に制限がある
iPhone XS、XR以降のシリーズでご利用いただけます
iPhone X や８以前のシリーズの端末で検索してみると、下記のように結果が表示されます。
Rakuten UN-LIMITは全く使えないと。いうわけです。
- iPhone X：× 使えない
- iPhone 8：× 使えない
- iPhone 7：× 使えない
- iPhone SE 第一世代：× 使えない
- iPhone 6s：× 使えない
機能に制限がある
※一部機能はご利用いただけません。
私の使っているiPhone SE 第2世代で検索してみると、下記のように結果が表示されます。▼
ちなみにiPhone 11・12などの他の対応端末でも全く同じ表示でした。
すごくざっくり言うと、通常利用の範囲では問題なし。付加機能に制限がある。といった様子。
個人的には、21年3月現在はコロナで海外渡航はなかなか難しいものの、海外でつながる機能は使えてほしかったなあ、という感想です。
iPhoneでRakuten UN-LIMITの利用を検討するならば、ご自身の端末が対応機種か、制限のある機能で絶対に欲しいものがないか、楽天モバイルホームページでよく確認しておきましょう。
楽天アンリミテッドではなく楽天アンリミット
ちなみに、楽天モバイルの当プランの名称は楽天アンリミット（Rakuten UN-LIMIT）です。
楽天アンリミテッドではありません。
まあ、、なんとなーくで覚えるとわからなくなりますよね ^^;
けっこう間違えて覚えている方がいらっしゃるようですよ。
まとめ
スマホ回線を、楽天モバイルの「組み合わせプラン」から「Rakuten UN-LIMIT（楽天アンリミット）」にプラン変更・移行しました。
いくつか心配ごとがあったので、実際に使って確認してみました。
21年3月現在、地方では楽天回線につながらない場合はありそうです。
地方在住の方は楽天モバイル公式のサービスエリアはよく確認しておいた方が良いでしょう。
iPhoneユーザーの場合は、利用できる端末・機能に少々制限があります。
Rakuten UN-LIMITを検討される場合は、ご自身の端末が対応機種か、求める機能が利用できるか、確認しておきましょう。
これって格安SIM全般にも言えることですが、自分が使う分には問題なく、とても魅力的なプランになり得る。一方で、例えば「離れて暮らす親」とかには勧めづらいかな、という印象を持ちました。
多少のリテラシーというか、乗りこなすためのスキルのようなものが必要かも、というところですね。
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