旅行先を自分の自転車で走るのってすごく楽しいです。
特に沖縄離島なんて、旅好き・海好き・自転車好きとしてとっても興味を惹かれます。
でも、旅行先まで自転車を運ぶ「輪行」ってうまく成り立つか、不安に思いませんか?上級者ではない私は毎回なんとなく緊張します。
輪行とは?
公共交通機関を利用して自転車を運ぶことを輪行と言います。
沖縄石垣島から周辺の離島に渡るには離島定期船(フェリー)を使う必要があります。
定期船に自分の自転車を乗せる”船輪行”は可能なのか?料金はどうなるのか?
この記事ではそんな疑問を解消したいと思います。
旅のお供の折りたたみ小径車・ブロンプトンを持って、石垣島から竹富島・小浜島・黒島を巡る”船輪行”を実際にやってみました。
美しい沖縄離島を自分の自転車で走ってみたい、そんな人の参考になれば幸いです。
目次
離島行き定期船に自転車を乗せることは可能
結論:離島定期船に自転車は乗せられます。
沖縄離島をMy自転車で楽しめますよ。
ただし、場合によって積載を断られることもあるようなので、念のため頭に留めておきましょう。定期船運行会社のホームページに記載があります。
専用の積み込みスペースはご用意しておりませんので状況によってはお断りする場合もございますのでご了承ください。
時間帯やフェリーのタイプによりお断りする事がございます。
まあ非常にレアケースだとは思いますし、私も遭遇したことはありません。
自転車を乗せるのにかかる料金について
離島定期船に自転車を乗せる際の料金は、自転車の形態によって変わってきます。
形態と言うのは、自転車を折りたたんで荷物のかたちにすれば無料、自転車のまま乗せるなら有料、と分かれます。
- 折りたたむ:人の乗船料のみ(自転車は無料)
- 自転車のまま:乗船料+自転車積載料金
おそらく、自転車のかたちならそのまま自転車、折りたためばそれは手荷物、という考え方なのだと思います。
ブロンプトンなら折りたためばかたちもサイズもほぼスーツケースのようなものです。手荷物のスーツケースに別料金が掛からないのと同様に折りたたみ自転車にも掛からない、というまあ納得感のある対応です。
私はブロンプトンを折りたたんで持ち込んだので、乗船料以外の別途料金は掛かりませんでしたが、そのまま乗せる場合の自転車積載の別途料金については、八重山観光フェリーのHPの記載があります。
積み込みには別途料金がかかります。 (石垣島-竹富島、小浜島、黒島 片道480円 / 西表島上原港・大原港、鳩間島 片道720円)
比較的近い離島と遠い離島で、2段階の料金設定になっているようです。
正確な料金は変わることがあるかと思います。概ね距離に応じて500~800円程度の別途料金が掛かると思っておけば良さそうです。
実際どんなふうに自転車を乗せるか
私はブロンプトンを折りたたんだ状態で船に乗り込みました。
離島間を渡す船は統一規格ではなく種類が色々のようです。したがい自転車の乗せ方もほぼ毎回違ったように思います。
私が経験した乗せ方パターンを以下にいくつか列挙します。
- 荷物スペースがあり、他の乗客のスーツケースと一緒に並べて置かれる。
- 乗務員さんに指示された場所に横倒しで置く。(立てていたらスーツケースもコロコロ付きブロンプトンも転がっていってしまうので、倒して置く)
- 屋外席に座り自分の前に置いて支えておく。
船には屋内席と屋外席がありますが、自転車のような大きめの荷物を置くのは屋外の一角になります。屋内席に持ち込むのは、通路が狭く基本的に難しいと私は判断しました。
いずれにしても乗務員さんに荷物の扱いを尋ねれば、預かってくれるか何らかの指示をもらえますので、聞いてみれば良いでしょう。
▲屋外席で自分で持って乗っている様子
▲ちなみに、以前折りたたまず自転車を乗せたこともあり、そのときはこんなふうに乗せられました。
石垣島離島ターミナル
石垣島と周辺の離島をつなぐ船移動の拠点となるのが、石垣島離島ターミナルです。
ここでチケット購入や乗船ができます。
離島ターミナルの近くに宿をとっておくと離島観光が捗ります。
PayPay支払いできます
驚いたのは定期船チケット購入にPayPayが使えたこと。(八重山観光フェリー)
スマホ決済の中でもPayPayの広がり方は頭一つ抜けていますね。スマホひとつで沖縄離島も行けちゃいます。
終わりに
石垣島から周辺離島に渡る定期船(フェリー)に自転車を持ち込む「船輪行」は可能です。
自転車のまま持ち込むことも可能ですがその場合は数百円の別途料金が必要。
折りたたんで持ち込むならば、手荷物と同等の扱いで無料で乗せることが可能です。
各離島には大体レンタサイクルがありますので、「沖縄離島を自転車で楽しむ」にはレンタルも選択肢ですね。(むしろそちらの方が多数派でしょう)
船輪行のハードルは高くありません。臆せずぜひ自転車で沖縄離島の素朴で美しい風景を楽しんでみてください。
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