フランス/パリ旅行ではシャルル・ド・ゴール空港でOrangeの現地SIMカードを購入するのがおすすめ

この記事では、フランス/パリのシャルル・ド・ゴール空港で、現地SIMカードを購入した体験談をご紹介します。

海外旅行で旅行先の空港に着いて、まずすることは私の場合は下記の3つです。

  1. 現地通貨の調達(クレジットカードキャッシング)
  2. 現地SIMカードの入手
  3. 市内・ホテルへの移動

3つ目の市内・ホテルへの移動については別記事にしています。

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ここでは2つ目の現地SIMカードの入手について、フランス/パリ旅行では空港で「Orange Holiday」のSIMを買うのがベストの選択に近いかなと感じたので、そのときの様子をご紹介したいと思います。

通信環境を確保して日本と同じようにスマホが使えるようになれば、ちょっと不安な慣れない場所への海外旅行も劇的に楽になります。現地SIMの入手は私にとっては海外旅行時は本当に必須です。

※現地SIMカードを利用するにはSIMフリーの、SIMロックが解除されたスマートフォンが必要です。

購入場所

ターミナル2Eの預け荷物受け取りのフロア、ターンテーブルのすぐ近くにカウンターがありました。

ターミナル2Eはエールフランスの長距離国際便やJAL日本航空の到着ターミナルになっており、利用される方も多いのではないかと思います。

通信会社は前述のように「Orange Holiday」です。

フランス最大手の通信キャリアになるようです。日本でいうdocomoのような位置付けの会社であると言われます。安心感がありますね。

Orangeの旅行者用SIMの基本情報

  • データ容量:10GB
  • 通信規格:4G(LTE)対応
  • 期間:2週間
  • 価格:39.99€ ≒5200円(1€=130円換算)

このときの私の旅程は1週間弱。旅行で普段よりも通信量が増えるにしても10GBあれば十分です。

むしろ十分過ぎます。半分の5GBくらいでもっと価格の安いプランがあればその方が嬉しいですが、ここではこのプラン一択。良しとしました。2週間の旅行でも十分足りるでしょう。

初期設定もその場ですべてやってもらえる

店員さんにスマホを渡せば、SIMカードのカット・入れ替えや初期設定をすべてやってくれます。受け取ったらすぐに使い始められる状態になります。

このとき、スマホの使用言語の設定を英語にしてあげると親切でしょう。

もちろんフランス語でも良いです。でも特に空港で旅行客相手の商売をしている人たちなので英語で問題ありません。色んな国で現地SIMを買ってきましたが、どの国でも英語設定であれば問題なく設定してもらえました。

店員さんによる初期設定の途中で、日本で使っているSIMのAPN設定を削除して良いか確認されました。他の会社のAPN設定が端末に残っているとそれが邪魔をして入れ替えたSIMでネットワークにつながらないことがあると聞いたことがあります。

削除して構わないことを伝え、設定を進めてもらいました。

私は日本では格安SIMのIIJを使っていますが、APNの再設定は簡単にできますので問題ありません。

クレジットカード支払い可

購入は現地通貨を入手する前でもOKです。

既述のとおり買える場所がターンテーブルのすぐ脇あたりということで、私もまだ手元にユーロを持っていない状態でしたが、クレジットカードで何も問題なく支払いができました。(念のため、クレジットカードで払えるよね?と店員さんに確認してから買いました。)

というか、フランス/パリ旅行中はクレジットカードで支払いができない場面は、結局最後までありませんでした。キャッシュレス社会ですねえ。

テザリングもできました

PCとタブレットを持っていきましたが、このOrangeのSIMを入れたスマホでテザリングも問題なく使えました。

旅行ではたまにあることですが、ホテルのWi-Fiがあまり安定しないことがあり、OrangeSIMの通信容量も十分だったので、基本はホテルでもテザリングを使ってPC・タブレットをネットワークにつなげて便利に使っていました。

元々は違う会社のSIMを買う予定だった

旅行前の私の事前リサーチでは空港で希望に合うSIMが購入できるという情報が見つからず、パリ市内まで行って「free mobile」という会社のSIMカードを買う予定で、空港に着きました。free mobileは新興のフランス第4の通信キャリアです。

そうしたところ、荷物受け取り場所でOrange SIMのカウンターが目に入り、少し検討した上で購入することにしました。

  • free mobile
    • ◯安い:約30€
    • ◯データ容量が(驚異的に)多い:50GB
    • △市内まで行かなくては買えない。
    • △購入は自動券売機でひと手間要りそう。
    • △SIM入れ替えや初期設定は自分で行う必要がある。
  • Orange Holiday
    • △高い:約40€
    • △データ容量が(freeと比べると)少ない:10GB
    • ◯空港ですぐ通信環境が手に入る。安心。
    • ◯SIMカード購入のためにわざわざ寄り道しなくて良い。
    • ◯初期設定はすべてやってもらえる。

freeのデータ容量50GBはすごいけど、どう考えても1週間弱の旅行でそんなに使いません。10GBでも十分過ぎるくらいです。

上記の条件を自分の中で比べて、10€≒1300円 の差ならOKとしてその場でOrangeのSIMを買うことにしました。結果的に正解だったと思っています。

まとめ

海外旅行はスマホの通信環境が手に入ると劇的に楽になります。私にとっては必須です。

フランス/パリ旅行では、シャルル・ド・ゴール空港でさっさとこのOrangeのSIMカードを入手してしまうのが、多くの人にとってベストチョイスになり得ると感じました。

皆さんがフランス/パリ旅行を楽しむことの参考になれば嬉しく思います。

 

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